こんにちは。有山おとなこども歯科です。
今回は、上顎の多数歯欠損に対してインプラント補綴を行った症例をご紹介します。
主訴・来院の経緯
患者さまは上顎の歯を複数失い、部分入れ歯を使用されていました。
しかし、装着時に「口の中が狭く感じる」「舌に当たって話しにくい」「義歯が動いて噛みにくい」といった違和感が強く、
入れ歯ではなく、より自然な感覚で噛めるインプラント治療を強く希望されました。
治療内容
上顎の欠損部に対して4本のインプラントを埋入しました。
いずれの部位も骨の状態が良好で、初期固定が十分に得られたため、1回法で手術を行いました。
埋入から6週間後に再度固定状態を確認したところ、良好な安定が得られたため印象採得(型取り)を実施。
仮歯を装着し、咬み合わせや見た目を確認・調整した上で、最終的に2ピースタイプのインプラントブリッジで補綴を行いました。
治療結果
多数歯の欠損に対する治療でしたが、体への負担を最小限に抑えながら、約半年以内で治療を完了しました。
咬合機能・審美性のいずれも良好で、治療後はこれまで噛みにくかった硬い食べ物(バゲットなど)も問題なく食べられるようになり、
患者さまにも大変ご満足いただけました。
治療概要
年齢・性別 80代・女性
治療期間・回数 約5か月半
費用 約2,200,000円(税込)
手術内容 上顎インプラント4本埋入+インプラントブリッジ補綴
リスク・副作用
出血、腫張、疼痛、神経麻痺、補綴物の脱落・破折、咬合違和感、インプラント周囲炎などの可能性があります。
まとめ
今回の症例では、入れ歯による不快感を解消し、咬む力・見た目の両面で自然に近い状態を再現することができました。
高齢の患者さまでも、全身状態や骨の条件を確認しながら安全に治療を行うことが可能です。
有山おとなこども歯科インプラントセンターでは、
患者さま一人ひとりのご希望とお体の状態に合わせて、負担を最小限にした治療計画をご提案しています。
お問い合わせ 0743-85-7521
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